相続とは、人の死亡により財産を承継することをいいます。相続では、被相続人の有していた権利義務のすべてが承継されます。銀行預金や不動産といったプラスの財産はもちろん、借金のようなマイナスの財産も相続財産に含まれます。
■相続できるのは誰か
被相続人が遺言書を用意していた場合、遺言書の内容にしたがって相続を行います。遺言書がなければ、民法900条の定める「法定相続人」に該当する人が相続することにとなります。
まず、被相続人の配偶者は必ず法定相続人になります。さらに、決められた優先順位に応じて、最も高い地位にある人が相続人となります。優先順位は、被相続人の①子・②直系尊属・③兄弟姉妹とされています。例えば、死亡時点で被相続人に妻・母・弟・妹がいた場合、法定相続人は妻と母になります。
配偶者のいない場合は、先ほどの優先順位が最も高い地位にある人が単独で相続します。
■相続財産の分割方法
遺言書があった場合には、相続分(各自の取り分)も原則としてこれに従います。遺言書がない場合には、法定相続分(民法900条)にしたがいます。
配偶者と子が相続人となる場合であれば、取り分は2分の1ずつです。配偶者と直系尊属の相続では、配偶者の取り分は3分の2、直系尊属の取り分は3分の1となります。配偶者と兄弟姉妹の相続では、配偶者が4分の3、兄弟姉妹が4分の1を相続します。
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